戦後日本の高度経済成長を支えたもの、それは、「中小中堅企業の技術力」と言っても過言ではないでしょう。その技術力に加え、企業内ワークフロー、地域内企業間取引へのIT導入により、効率的に地域産業の集積・活性化を実現してきました。しかしながら、昨今の大手企業の海外労働力の投入、極端な円高による経営環境の悪化は、中小中堅企業の経営に大きな打撃を与え、従来のビジネスの常識を打ち破る新しい発想での経営が必要になっています。新しい発想での経営、つまり、付加価値創造型のビジネスを実践するためには、発展・普及が進むクラウドコンピューティングを活用し、地域間・企業間・世代間連携などを積極的に実行していくことが急務だと考えています。
そのようなビジネス環境の中で、属人的なビジネスモデルで受託型システム開発などを行ってきたシステム会社も大きな転機を迎えています。従来の思考のフレームワークから未来型の思考のフレームワークに変えて、自ら変化しようとしている全国の中小中堅企業をサポートすることが急務となっています。クラウドコンピューティングを活用して新しいサービスの創造、提供、サポートを行うことが求められています。
ナレッジネットワーク.jpでは、クラウドコンピューティングの導入支援を軸として、ITベンダとITユーザである中小中堅企業とが協業関係を構築できるよう、ビジネスのプロデュースのサポートを行います。全国のシステム会社を連携することで今までにないビジネスモデルの構築を行うネットワーク型組織を構築します。クラウド活用による新たな連携型ビジネスモデル、近未来型のビジネスモデル創出の実現を目指します。